今朝、NHK BSで再放送されていた”極上美の饗宴”。
ニューヨークのメトロポリタン美術館所蔵の作品を紹介する2回目。
琳派の鬼才・鈴木其一の最高傑作「朝顔図屏風」
金箔の上に描かれたアサガオです。
向こうではサムライブルーと呼ばれる紺色が印象的な絵です。
その絵をモチーフにした洋服をニューヨークトップのデザイナーが作ったと。
どんなものかと思えば。
思わず目を疑った。
半被をアレンジしたようなデザインですが、帯の替わりにマジックテープの付いたベルト。
その位置がウエストに。
しかも白人に合う位置だけにすごく上。
明らかに向こうの人がイメージするだけの日本文化。
真似をする事は悪くない。
むしろ日本では古来、本歌取りは賞賛された。
しかし、やるならならその文化や精神を学び、敬意を払わなければオマージュとはなり得ない。