理想を夢見て一生懸命一つの事を頑張った人がいる。
それは少しづつ結果を残し始める。
やがて結果は当たり前となり命題となってしまう。
彼は命題を果たすためには手段を選ばなくなった。
そこには最初に目指した理想は既に無くなっていた。
今、彼は聖域に生きている。
誰も入る事は出来ない。
入る事を許さない。
彼の出す結果の前には口出しする事が出来ない。
"義を見てせざるは勇無きなり"
知ったからには素通り出来ない。
火の粉を被るのは彼と私だけでは済まない問題。
大好きな人達や我が子にも及ぶかもしれない。
でも子供には胸を張って生きて欲しい。
「父は逃げなかった」と。
私は自分の撮る写真で人々を幸せにすると誓った。
立てた志、目の前に横たわる問題から逃げてなぜ成し遂げられようか。
"義無き真念は無成り"
迷いは消えた今、心は晴れ渡っている。