実は先日のこと。
「車いすなんですがスタジオで撮影できますか?」
との問い合わせ。
うちはバリアフリーなのでお越し頂き家族写真を撮影させて頂きました。
帰り際に納期を質問されたので基本、撮影順に納品させて頂いてることをお伝え。
ただ、デザインを伴わない場合は繰り上げて仕上げさせてもらってますと。
数日後、お母様が見えられ急いでほしいと。
理由は車いすに座っておられた年頃のお嬢さんが実は末期がんであまり時間が無いと。
それなら話は別。
大急ぎで納品させていただきました。
撮影の際はお元気そうでしたので交通事故か何かかと思っていました。
ご姉弟仲良く明るい雰囲気だっただけにショックでした。
そして今日、お母様がお礼に来てくださりました。
「写真は遺影に使わせて頂きました。」
お亡くなりに・・・。
人の人生は天から与えられた命とは言え。
子供を先に見送らなければならない親の心境はいかほどか。
新緑に 旅立つ君を ただ合掌