独立して8年余り。
志を立て道なき道を歩いて来た。
がむしゃらに。
時には何かを犠牲にし。
そこに見えたものは近ずくと遠ざかりまた離れて行く。
でも歩き続ける。
そこへ行く為、精進する。
それは芸に進んだ人間に課せられる使命。
だからやり甲斐があるってものだ。
毎年のように、何人かは私のところへやってくる。
伝えたいのは意志だ。
高い意志だ。
でも伝わらない。
水は低きに流れる。
人もまた低きに流れてしまう。
若い小さな意志よ。
なぜ諦める。
簡単に諦めるな。
死にものぐるいになってみろ。
「僕の前に道はない。
僕の後ろに道は出来る。」
高村光太郎
梅雨の晴れ間の松山で
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