「なぜ今さらコンテストなのか?」
11/22にSNSではお知らせしましたが、WPPIという世界最高のウエディングフォトのコンペの一つで賞を頂きました。
読んだ方の中には、プロなのになぜ?と感じられた方も少なく無いと思います。
理由は3つ。
1つ目は、自分が審査員等をして人様の作品を批評しているからです。
批評家という人達の多くは、自らは作品を発表する事なく、安全な場所から上から目線で批評を行います。
自分がそうは、なりたく無かったからです。
そんな意味でも、現役最高のフォトグラファーが審査するWPPIを選びました。
2つ目。
入賞作品はどれも素晴らしく、自分もこんな風に撮ってみたいと思わせるものばかり。
そんなところへ挑むには、感性を高めアイディアを絞り出し、技術を高める必要が有るのです。
挑戦を続ける事で自分が成長出来るからです。
3つ目は、この世界を教えてくれた偉大なフォトグラファー達。
Rocco Ancora , Bob Davis , Tracey Taylor , Dee Green ,
彼らはお客様や自分のためだけに仕事をしているのではあり有りません。
同業者で有る私たちの為にも包み隠さず多くの事を公開してくれました。
かつて武士道を説いた書[葉隠れ]に書かれたのは
「武士とは死ぬことと見つけたり」
人のために生きよ。と説いたのです。
正に武士道を外人に見たのです。
そんな世界なら自分もやる意味が有ると思いました。
今回の受賞は、ほんの小さな一歩です。
しかし、今後への覚悟を得た意味において、私には大きな一歩となりました。
今後とも、フォトグラファー故島永幸をどうぞ、宜しくお願い申し上げます。