少し前の話。
知人に誘われ、ある女性ジャーナリストの講演を聴きに出かけました。
ニュースキャスターも務め広く知られている方です。
彼女は北朝鮮や中国の軍備問題に触れ、いまやアメリカの興味は日本との安保では無く中国との軍事力均衡にあると。
日本と中国の軍事力の差も5年後10年後にはとんでもない差となる。
その時アメリカが守ってくれる保証は無いと。
また、北朝鮮の核やPKOについても触れ、攻撃されない限り武力行使ができない今の憲法を改正すべき。
第九条の改正を熱弁していました。
改正反対している政党を名指しで。
自衛隊を軍にして予算も増やす。
すると経済もうまく行く。
会場には拍手をする人たちも。
しかし、私には茶番にしか見えませんでした。
口当たりの良い情報に流される世論。
目的の解らない発信者。
付和雷同して無責任な人達。
1人を殺すと人殺し。
何万人を殺せば英雄?
戦争が何たるかは歴史が証明してきているハズ。
どんな国でも末端で戦う兵士に大きな違いは無い。
憎しみは憎しみを生む。
その憎しみの連鎖は止まらない。
少なくとも私は理由が何であれ、人を殺して平気ではいられない。