額と言うのは本来、絵や写真など美術品を入れる器。
決して、絵を壊してはならない。
絵を引き立てる役目が本来の目的。
だったハズ。
ところがF氏の創った額は、絵よりも先に額ができている。
額そのものが作品。
では、それが本物かどうかテストをしてみようと言うことで私の作品創りはスタート。
テストは言わば攻撃でもある。
攻撃を受けてなお、個性を喪失することなく作品としての強さを持ち続けられるか。
その攻撃として選んだ一つは、杉本博司の本歌取り的手法。
「ぼけぼけ攻撃」
つまりはピンぼけ写真。
はてさて、額はこの攻撃に耐えることができるのか!?
つづく。