月曜の事。
93歳になる母方の祖母が脳梗塞で病院に担ぎ込まれた。
祖母は老人介護施設で暮らしている。
その日の朝、大きな音がして施設職員が駆けつけるとベッドから落っこちていたらしい。
脳梗塞による平衡感覚の低下が原因だったのだろう。
左半身に障害が出ていた。
すぐにリハビリにかかったが、先生いわく「症状は進行すると思います。」
案の定、昨日には左半身が動かなくなってしまった。
耳は遠いが聞こえている。
先日の沖縄旅行の写真を見せると「子供は何歳になった?」と聞いた。
麻痺のせいで言葉が上手くしゃべれない。
叔母が通訳の係だ。
「長男は受験生だよ」
笑いながら「えっ−。」
これくらいの言葉なら私も理解できる。
祖母は人の悪口など言わずいつも笑顔だった。
しかし、今はその笑顔も曇ってしまった。
4年前自宅で転倒し大腿骨骨折をした。
その時は年齢から手術はあり得ないと寝たきりを覚悟した。
ところが、奇跡的に自己治癒し歩けるようになった。
昨年には肺炎を起こし、だめかもと言われた。
しかし、また奇跡を起こした。
二度あることは三度。
また奇跡を起こすと信じる。