毎日、桜を追いかけた撮影もほぼ終了。
今年はお隣の香川県高松市も有り楽しく仕事が出来ました。
高松市の栗林公園では平日にも関わらず、多くの観光客で賑わっていました。
掬月亭では5組の前撮りがバッティング。
はじめてお目にかかるカメラマンさん方とも譲り合い30分のリミットで撮影。
平時は極力バッティングは避けますが、今回は桜と合わせてのご希望でしたので、やむを得ませんでした。
さて計らずも、今回はいろんなカメラマンの仕事を見せて頂く機会に恵まれたのですが、少し懸念を抱きました。
公園内も含めると6社程度の仕事を見せて頂いたのですが晴天の中、ディフューザーはおろかレフ板さえも持たず、当然ストロボも皆無。
(お一人だけレフ板持ってましたが。)
カメラバッグも持たず、カメラ2台を肩に掛け、レンズも当然2台だけなんて方もお二方。
ご一緒頂いた美容師先生も「前撮りなのにスナップみたいに撮る人が多くなって…」。
そういう人は「着物の振付けも出来なくてせっかくの着物が…」という事をおっしゃっていました。
ビジネスは大切ですがフォトグラファーとしての誇りを大切にして欲しいものです。
また、SNSで有頂天になりカメラマンになってしまう方も少なくないご時世。
やっぱり基本は学んで欲しいと思います。
「型破りとは型を持った人がやるから型破り。
型を持っていない人がやるのは型無し。」
坂東玉三郎