人って、なんて無力なのでしょう・・・。
今朝早く妻のたった一人の姉が亡くなりました。
享年44歳。
約1年ほど、肝臓にできた癌と闘いましたが、力尽きました。
救える道は移植しか無いということでした。
そのドナーを義弟が申し出てくれていました。
しかし、癌マーカーの値が高いと出来ないらしく。
最後はただ、指をくわえて見ているだけでした。
「人間死ぬ気になれば何でも出来る」なんて言いますが。
なんにも出来なかった。
苦しみ、もがく彼女を見て。
早く楽にしてあげてほしいと祈ることしか・・・。
帰る車窓。
徳島道の眼下から見えたのは吉野川にかかる深い霧でした。